いまのおばあさんたちの世代は、人目をひきつけるようなおしゃれこそしていませんが、目の下のくま 治療だけでなく、女性としてのたしなみを心得ています。
家族が起きてくるまでにきちんと身じたくを整えて、おはようと迎える、それが当たり前のこととして身についています。
夫の母は八十六歳になりますが、髪をいつもきれいに結い上げています。
いまと違って家事労働だけでもたいへんな時代でしたから、七人の子どもを育て上げるには、自分のことに時間をさくゆとりも少なかったはずです。
それでも、どの子もお母さんの髪が乱れた姿を見たことがないといいます。
私の母もそうでした。
朝起きたら一番に化粧をして、たとえお隣に行くのでも、絶対に素顔では外に出ません。
わが家にかぎらず、お母さんというものは誰よりも早く起きて、まず自分の身じたくをして家族を迎えたのだろうと思います。
ところが、いまの若い女性はそれをしません。